中島みゆき 2020 ラスト・ツアー「結果オーライ」に行かなくても行った気になれる! 2月13日NHKホール レポート(ネタバレ注意・セットリストあり)

雑記

今回は2020年2月13日にNHKホールで行われた、中島みゆきラストツアー「結果オーライ」のレポートです。中島みゆきのコンサートのチケットは入手が大変難しくて有名ですが今回は奇跡的に一般発売で購入する事ができましたので、初日に引き続き参加してきました。

ブログのタイトルで、「行ったつもりになれる!」なんて、大げさな事を書いてしまいましたが、

実際には、会場の感動を文章でお伝えする事は難しく、是非お一人でも多くの方に生で見ていただきたいなと思ったのでした。まだまだチケットは購入可能な公演もあるので、この感動を味わっていただけたらと思います。

 

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東京の人はシャイだった(お便りコーナー)

中島みゆきのコンサートには恒例のお便りコーナーというものがあります。これは、会場に置いてあるメッセージカードに、来場者が自らの最近の出来事などのお便りを書いてコンサートが始まる前までに投函します。すると、コンサートの中のお便りコーナーでみゆきさんがラジオ番組の様に紹介するというコーナーです。このコーナーが始まったのは2001年のXXⅠC 1stコンサートからで、その時は「ここにいるよコーナー」と呼ばれていました。「ここにいるよコーナー」が始まる時には、家なき子の主題歌で有名な「空と君の間に」の中のフレーズ「こーこーにーいるよー」と愛らしく歌う姿が思い出されます。

 

さて、お便りの最後には文章を書いた人の名前を呼んでくれるのですが

みゆきさん:東京の〇〇さ~ん!

お客さん:は~~~~~い!

 

 

みゆきさん:いらっしゃ~い!

この様に、名前を呼ばれた人は大きな声で客席から返事をする人が多いのですが、今回の東京公演はみゆきさんに名前を呼ばれた後、お返事が少なかったです。みゆきさんも「東京の人はシャイなのね」とほほ笑んでいました。

 

歌われた楽曲(セットリスト)

セットリストと感想です。ネタバレを含みますのでご注意ください。

 

 

 

1. 一期一会

レクイエムの幕開けのような、空間を包み込みようなシンセサイザーの音から始まりました。

過去のコンサートでは、最初の曲のイントロは景気よくアレンジされていて、あっと

驚く事もありましたが、今回は原曲に比較的忠実だと感じました。

この曲は世界ウルルン滞在記のテーマ曲として使われていました。

1人の旅人が世界のある村を訪れ、そこに住んでいる人と出会い、触れ合いっていくという旅番組です。

旅で出会った人達と別れる時は寂しいけれど、そこでの沢山の触れ合いと出会った人の笑顔を心に刻んで

またそれぞれの日常に戻っていく。人は年齢を重ねると、もう二度と会えない別れが増えてきますが、旅で出会った人との別れと、そんなに変わらないんだよと言われているように聴いていました。

 

2. アザミ嬢のララバイ
「コンサートツアーを初めて開催した時の一曲目で歌った曲です」という紹介とともにイントロが流れました。これが、デビュー曲ということを思い出し、20代でこの曲を作ったというのが信じられませんでした。小さい頃、布団の中で母親に絵本を読み聞かせてもらっている、そんな気分になりました。

今回のコンサートはフルコーラスで歌われない曲が沢山あります。それでも、メドレー的な、サビだけを歌うというわけではなく、アレンジの一つとして違和感がないものでした。

また、伴奏は原曲に忠実なことが多かったと思います。

3. 悪女

アザミ嬢のララバイの余韻が残る間に、馴染みのイントロが流れ出しました。

笑顔で楽しそうに歌っていました。この曲は初期の曲なので、瀬尾さんのアレンジではないのに、まるで瀬尾さんのアレンジっぽく聞こえます。不思議です。中島みゆきとタッグを組んで30年たつ瀬尾一三の著書が最近発売されました。私もまだ読んでないのですが、秘話など語ってくれているのかなぁと期待が膨らみ、読むのが楽しみです。

 

4. 浅い眠り
カメオ出演が好きというMCに続き、かつて産婦人科の女医さんの役で登場した時の歌ですという紹介がはじまりました。あれは、佐渡島での撮影です。佐渡島にいる気持ちで~という紹介からイントロが始まりました。

この曲は原曲では力強く歌っていた印象でしたが、今回は優しく笑顔で歌っていました。

ドラマ「親愛なるものへ」は当時子供だったのであまり覚えていないのですが、最終回に浅野ゆうこと柳葉敏郎の演じる夫婦の遺影と共に流れる浅い眠りが脳裏に焼き付いています。

 

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5. 糸

原曲と同じイントロですが、教会でミサが始まる様な雰囲気で曲が始まりました。最初はピアノの静かな伴奏をバックに、アカペラかと間違える様な、みゆきさんの透き通った声がとても響いていました。言葉にならない感動で涙が流れました。普段は一般的に有名な「時代」や「糸」はあまり聞く事がないのですが改めてこの曲の素晴らしさを知りました。この曲はドラマ「聖者の行進」のテーマ曲でもありました。

障がい者を持った人たちのドラマで、重いテーマを扱った回もありましたが、「糸」が

静かに流れ涙を誘いました。何話後かに突如テーマ曲が「命の別名」に変わり驚いた記憶が

あります。名もなき者を歌った歌で、こちらも感動的な作品です。

6. ローリング
糸の余韻のなか、サックスが鳴り響きました。「Time goes around」バージョンのローリングは伴奏の低音サウンドが全身に響き、みゆきさんの迫力ある歌声がさらに重なり、めちゃくちゃかっこよかったです。

この後、恒例のお便りコーナーです。

7. 流星
お便りコーナーの合間に歌われました。今回はテレビで使われた有名な曲が多く歌われましたが、この様な有名ではないけど名曲もちりばめられています(ファンの間では常連曲で有名ですが・笑)この曲はどことなく吉田拓郎の「落陽」に似ている気がします。お便りコーナーでも吉田拓郎が大好きですというお便りがありました。吉田拓郎をみゆきさんのコンサートに出演させてくださいという内容だったと思います(笑)

曲調は違いますが吉田拓郎の楽曲には「流星」という曲もありますね。

8. 最後の女神

とても好きな曲で再び聴けて嬉しかったです。確かコンサートツアー2005の時には

この曲が第一曲目で、イントロが流れてじわーっと涙が流れたのを覚えています。
この曲は「筑紫哲也のNews23」のテーマとして書き下ろされた曲で、みゆきさん自身が、「ニュースは日々刻々と変わり、嬉しいニュースだけとは限らず
時には悲しいニュースも流れる。そのような特殊性をもったニュース番組の主題歌としてどのようなものがいいのか悩んだが、最終的に女神というのをテーマとして
書き下ろした」というような事を述べています。

筑紫哲也さんとの対談で、「自分は時代の先端を行くのは苦手」という様な事を語っているのを見ました。この曲で歌われている事は当時も今も変わらないと感じました。

 

9. 齢寿天任せ

日本の祭りの太鼓の様なイントロから始まりました。透き通った声で歌い上げていました。
この曲はニューアルバム「CONTRALTO」の中の曲です。初日はアルバムを聴かずにいったので、不思議な曲、別れの曲?といった印象が残りましたが、今回はまた違う印象を抱きました。

初めて聴く曲は不意を突かれて思わぬ感情が出てくる事があります。その時は言葉に

出来なくても、その時の体験はとても貴重だと思います。

 

ここで20分間の休憩となります。トイレには行列ができていましたが、20分間と十分な時間がとられているので、一足遅れていくとあまり並ばずにトイレに入る事ができました。

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10 離郷の歌
後半一曲目もニューアルバム「CONTRALTO」からの選曲です。イントロは悲壮感溢れるストリングスの音色から始まりました。原曲とは少し違うアレンジかなと感じました。

とても声が伸びて、美しかったです。サビの部分は長調に変わりますが、歌詞とのギャップが

涙を誘いました。

11 この世に二人だけ

美空ひばりは7色の声を持つといわれていましたが、中島みゆきの歌唱も表現力が巧みだと

思います。女神の様に包み込むように歌う時、男らしく歌う時、何かに問いかけるように歌う時、そしてこの曲の様にか弱くもどこか妖艶に歌い上げる時、様々な表現で同じ1人が歌っているとは思えない程です。

12ナイトキャップスペシャル

いつの頃からかみゆきさんの発表される楽曲にカタカナが増えた覚えがあります。

ナイトキャップスペシャルって何?と思ったのを覚えています。

当時、女性同士の友情を歌った歌は珍しいとファン界隈で囁かれましたが、

どこかで「私日記を公開しているわけではない」と語っている様に、

まさに、作家中島みゆきの想像力の広がりは予想がつかないと思いました。

13宙船

力強く歌い上げカッコよかったです。この曲はテレビドラマ「マイボスマイヒーロー」の主題歌として、TOKIOがカバーして歌っていました。学園もののドラマでもあり、受験生の応援歌か?とも思いましたが、他人に評価されて生きるのではなく自分の価値で、自分の中の推進力で自分の人生を生きろ!と喝を入れられているようでした。

 

この後、メンバー紹介がありました。

 

14あたいの夏休み

この曲は不思議な曲です。初日にも思いましたが、この曲を生で聴けるとは思いませんでした。

この曲のPVは、ダジャレで出来ています。「サマーバーケーション」を「秋刀魚、化け、塩」

に置き換えて、すべての歌詞を同じように映像でつないでいます。

まさか、ラカンの言葉の音と意味はもともと別のものだという、小難しい話を

意識してるのか!?などと今更ながら感じてしまいました。ラカンや精神分析について

とても分かりやすく解説している本です。


15麦の唄

紅白に出演したときのMCの後にあのイントロが始まりました。

初日にも思ったのですが、若干バグパイプの伴奏とみゆきさんの歌がずれていてひやひやしましたがすぐに戻りました。

こんなに何曲も歌ってきたのに、高音も良くでており、ロングブレスも健在でした!

肺活量半端ないです。

 

16永遠の嘘をついてくれ

この曲は吉田拓郎への提供曲ですが、みゆきさんのバージョンはとても早口です。

しかし軽やかに歌い上げていました。

アルバム「パラダイスカフェ」の中の一曲ですが、当時アルバムのテレビCMで

この曲が使われていたのを覚えています。アルバムの中には有名な「旅人の歌」なども

入っているのですが、あえて有名ではない新曲を使うのがかっこいいなと思いました。

このアルバムに収録されている「 阿檀の木の下で」は最近のコンサートでも歌われ

涙を誘いました。

 

17慕情

テレビドラマ「やすらぎの郷」のテーマ曲です。観客は若者から高齢の方まで見かけましたが、それぞれの立場によってこの曲の受け止め方は違うと思います。

私はただただ無になってこの曲を聴いていました。

 

18誕生

表現する言葉がみつかりません。「すがりたい誰かを失う度に誰かを守りたい私になるの」

「とうに愛を知っている」という歌詞が忘れられません。

 

19人生の素人

この曲もテレビドラマ「やすらぎの郷」で使われた曲です。大好きな曲で、

こんなに多くの曲を歌っても全く息切れしない歌唱に酔いしれました。

20土用波

私の中では定番曲です。緊張や感動をゆっくりと解してくれ、徐々にリラックスをしてと言われている様でした。声が良く通っていました。

21はじめまして

コンサートでは色んな思いや感情が湧き出ては消えていきます。明るくさらっとしたこの曲は、一時足を踏み入れた非日常からまた現実へと自然に戻っていくような感覚を受けました。

 

初日は新しいフェーズを予感させる気持ちになり、気分は高揚したのですが、今回はモーニングワークを体験したような不思議な感覚に包まれました。みゆきさんが退場後も、拍手は鳴りやまず、ラストツアー結果オーライ 東京公演2日目は幕を閉じました。

初日のレポートも合わせてお読みくだされば幸いです。

 

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