中島みゆきラストツアー「結果オーライ」2020の楽曲の音域は、「CONTRALTO」だというのは本当か?

雑記
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中島みゆき最新アルバム「CONTRALTO」発表

中島みゆき最新アルバム「CONTRALTO」が2020年1月8日に発売されました。また2020年1月12日からは

中島みゆきラストツアー「結果オーライ」が東京の新宿文化センターで初日を迎えました。

今回の最新アルバム「CONTRALTO」は音域の一つの意味で、テノールの少し上の女声の音域を

表すようです。そこで、今回は本当にみゆきさん声は「CONTRALTO」なのかという視点で、今回のコンサート結果オーライで演奏された楽曲の音域を調べて、考察してみたいと思いました。

そのため、コンサートの楽曲についてはネタバレを含みますので、ご注意くださいませ。

音域について

(音域や「Mid2G」 「HiA」等という表記にご理解がある方は読み飛ばしてください。)

音域は個人差がありますが、ご存じのように男声は女声よりも低いのが特徴です。
その人の出せる声の一番低い音と高い音が音域であり、最低音と最高音を表記してその範囲を示す方法が一般的です。
男声の平均的な音域はmid 1Aからmid 2G、女声の平均的な音域はmid 1Fからhi Dと一般的に言われています。この独特な音域表記についてまず解説します。
記号についているABCはドレミファソラシドを表します。ドレミの歌もドから始まりますが、音楽界隈では、始まりは「ラ」の音なので、「ラ」が「A」。「シ」が「B」「ソ」が「G」と対応します。
ピアノをかじった事がある方ならご存じだと思いますが、ピアノの真ん中の「ド」の音を「Mid2C」と表記します。その下の「シ」が「Mid2B」その下の「ラ」が「Mid2A」です。
さて、そこからもう一つ下に下がった「ソ」は「Mid1G」となります。そこからどんどん下がるとMid1AまではMid1の領域です。その下はLowA~Gと呼ばれます。
さて、真ん中のドから5つ上の「ソ」まではMid2領域で、その次の「ラ」からは「HiA」と呼ばれます。真ん中の「ド」の1オクターブ高い「ド」は「HiC」という事になります。これを踏まえてもう一度音域を見ていきます。

男声の平均的な音域はmid 1Aからmid 2G、女声の平均的な音域はmid 1Fからhi D

つまり、男声は真ん中の「ド」の1オクターブ下の「ド」の2つ下の「ラ」から、真ん中の「ド」の5つ上の「ソ」まで、
女声は、真ん中の「ド」の5つ下の「ファ」から1オクターブ上の「ド」の次の「レ」までが平均範囲となります。
ソプラノ 「Mid2D~HihiC」
アルト「Mid1G~HiF」
テノール「Mid1D~HiA」
バス「LowE~Mid2D」
が目安の音域です。コントラアルトはみゆきさん自身がライブで述べていましたが
テノールの少し上だそうです。Mid1EからMid1F~HiBからHiEあたりを指すと言えます。

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ネタバレ注意!中島みゆきラストツアー「結果オーライ」で演奏された楽曲の音域を分析しました

それでは、中島みゆきラストツアー、結果オーライで演奏された楽曲の音域を見ていきましょう。
(音域は演奏された曲のオリジナルのCDの音源の音域ですので、このコンサートでCD音源と異なる調で演奏されている可能性がないともいえません。絶対音感はないので、あくまでCD音源と同一だったと仮定した場合の音域です。)尚、最高音をHiA周辺を標準ソング、HiAよりも高い曲を高音ソング、低い曲を低音ソングと便宜上分類させていただきました。演奏された順番に書いていきます。

1.一期一会(mid1G hiA♯)

この曲はサビで一気に高音を力強く歌い上げます。聞いているとかなり高く感じていましたが、転調後はHiA♯と高くみゆきさんの曲の中でも高音ソングに入ると思います。

2.アザミ嬢のララバイ(mid1F♯ mid2G♯)

初期の頃の曲は高音の曲が多いなかで、この曲は少し低めであります。

3.悪女(mid1F mid2G♯)

この曲も初期の曲ではありますが、アザミ嬢のララバイと同様少し低めです。

4.浅い眠り(mid2A hiA)

高音部がHiAがみゆきさんの曲の一つの基準になります。HiAより高いと、高音ソング、HiA以下だと低音ソング、HiA周辺は平均的ソングであると思われます。
浅い眠りの様に迫力がある曲にピッタリの標準的な音域です。

5.糸(mid1F hiA♯)

HiAを越しているので、高音ソングになります。糸は比較的低めなのですが、一番高い高音部がA♯なので、男声では原キーで歌う事がきつい人が多いと思います。
みゆきさんは、とてもきれいな高音を奏でていました。

6.ローリング(mid1F mid2G♯)

低音ソングに分類されます。力強く、男声的な歌唱が特徴の曲です。

7.流星(mid1E hiC)

この曲はライブでも何度も歌われ、みゆきさんがお気にいりかつ、低めの印象があったので歌いやすい曲なのかなと勝手に思っていました。しかしながら、この曲はなんと、高音部は今回のライブの中で最も高く、低音部は最も低い曲という事がわかりびっくりしました。音域も最も広く、まさにコントラアルトの音域をフルに使っている曲だなと感じました。みゆきさんの楽曲な中で最も高い音はHiDだと思われます。HiDは、「強い風はいつも」や夜会の舞台で歌われた「天鏡」のラストの叫びがHiDでみゆきさんの最高音だと考えられます。HiCはそれに次ぐ高さで、流星は超低音ソングであるとともに、超高音ソングである不思議な曲だと感じました。

ちなみにみゆきさんの最高音HiDの曲である天鏡は以下の夜会DVDでご覧いただけます。

8.最後の女神(mid1F♯ hiB)
流星のHiCが出てしまったので目おとりしますが、HiBも流星に次ぐ高音となります。通常加齢とともに高音部は出にくくなるといわれ、アーティストの中には加齢とともに演奏するキーを下げる人もいますがみゆきさんは、発表時と同様のキーで高音部も素晴らしく綺麗でした。まさに女神です。

9.齢寿天任せ(mid1F♯ hiA)

最新アルバム「CONTRALT」からの選曲ですが、みゆきさんの一般的な音域です。この音域は声が力強くよく通るなぁと思いました。

ここまでが前半に演奏された曲です。

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10.離郷の歌 (mid1F♯ hiA♯)

齢寿天任せに続き、最新アルバム「CONTRALT」からの選曲です。この曲は高いイメージがありましたが、前曲より最高音が半音高いだけでした。伴奏や歌い方によっても高さの聴こえ方が違いますね。

11.この世に二人だけ (mid1F♯ mid2G♯)

この曲は最高音が低めの低音ソングともいえます。一般的な男声もこの曲なら原キーで歌えるのではないでしょうか。少し高音が続いたのでみゆきさんも少し喉を休められる気がします。

12.ナイトキャップ・スペシャル (mid1G hiB)
低音ソングと高音ソングが目まぐるしく変わります。この曲は最高音がHiBなので、今回のセットリストの中でも流星に次ぐ高音ソングになります。
高音部もなんのその、軽快で爽快に歌い上げていました。

13.宙船(そらふね) (mid1E mid2G)

最低音は今回のライブで最も低いMid1Eです。低音ソングなので迫力が違いました。

14.あたいの夏休み (mid1F mid2G)

この曲も低音ソングですが、宙船とは異なりポップでコミカルに歌い上げていました。この二曲も原キーで歌える男性が多いかもしれません。

15.麦の唄 (mid1F hiB)

バグパイプの音色から始まるこの曲は高音ソングです。しかしみゆきさんは、綺麗に歌い上げていました。この様な歌唱を聴くとみゆきさんは、低音から高音まで非常にきれいに出せるアーティストなんだなと感動しました。

16.永遠の嘘をついてくれ (mid2A hiA)

みゆきさんの標準的な音域で安定して歌い上げていました。ライブではほとんどキーを変えないみゆきさんですが、つま恋で吉田拓郎とのコラボの時はさすがに
キーを変えたのでしょうか。ちょっと分析してみたくなりました。

17.慕情 (mid1E hiB)

この曲は比較的新しい曲でありますが、最高音がHiBと、高音ソングになりました。年齢が上がっても高音ソングを作り上げるみゆきさんに感動します。
最低音は今回のライブで最低の音です。そのため、音域の広さは流星に次いで2番目に広い曲となりますが、綺麗に歌い上げていました。

18.誕生 (mid1F hiA♯)

ラストを飾る誕生は、少し高めの準高音ソングと言えます。
低音からサビの高音まで多様な歌声を奏で、ラストにふさわしく万人の心に突き刺さる歌唱でした。

アンコール

19.人生の素人 (mid2A hiA)

みゆきさんの標準的な音域の曲です。安定の歌唱に痺れました。

20.土用波 (mid1G  hiA)

この曲も標準的な音域です。やはりこの音域がみゆきさんの声質が映えますね。

21.はじめまして (mid1F mid2G♯)

ラストの曲はやや低音ソングですが、それでもサビの部分は伸びる歌声が
涙を誘いました。安定した歌唱でした。

結果オーライの楽曲はまさに「CONTRALTO」であった

以上のように、今回のコンサートで演奏された楽曲はまさに「CONTRALTO」の音域でした。

前にも書きましたが、年齢が上がると一般的に高音が出にくくなる傾向がありますが

みゆきさんは、発表当時のキーのまま綺麗な高音を奏で、自身の得意とする低音部は

迫力ある歌唱を響かせていました。

年を重ねても変わらない歌唱に感動させられました。

結果オーライ初日のレポートはこちら。

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頂けたら嬉しいです。

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結果オーライセットリスト(音域付き)

1.一期一会(mid1G hiA♯)
2.アザミ嬢のララバイ(mid1F♯ mid2G♯)
3.悪女(mid1F mid2G♯)
4.浅い眠り(mid2A hiA)
5.糸(mid1F hiA♯)
6.ローリング(mid1F mid2G♯)
7.流星(mid1E hiC)
8.最後の女神(mid1F♯ hiB)

9.齢寿天任せ(mid1F♯ hiA)
10.離郷の歌 (mid1F♯ hiA♯)
11.この世に二人だけ (mid1F♯ mid2G♯)
12.ナイトキャップ・スペシャル (mid1G hiB)
13.宙船(そらふね) (mid1E mid2G)
14.あたいの夏休み (mid1F mid2G)
15.麦の唄 (mid1F hiB)
16.永遠の嘘をついてくれ (mid2A hiA)
17.慕情 (mid1E hiB)
18.誕生 (mid1F hiA♯)
アンコール
19.人生の素人 (mid2A hiA)
20.土用波 (mid1G  hiA)
21.はじめまして (mid1F mid2G♯)

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