石綿とは何か。石綿による健康被害対策

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石綿とは

石綿は白石綿(クリソタイル)青石綿(クロシドライト)茶石綿(アモサイト)トレモライト、アクチノライト、アンソフィライトなどの種類があります。
石綿は耐熱性、断熱性、電気絶縁性が高く優れた特性が広く工業原料として利用されてきました。

※トップの画像は綿花畑であり、石綿とは関係ありません。

石綿による健康被害

石綿を吸入する事で、石綿肺、肺がん、中脾腫、その他の胸膜疾患などを発症すると言われる。そのため、現在石綿と石綿を0.1%以上含むすべての石綿含有製品は製造、使用が禁止されている。しかし、役10年後に石綿が用いられている建築物の解体工事がピークを迎えるため分析用試料としての石綿の製造、使用が厚労省大臣の許可でできるよう、平成30年に安衛令が改正された。

石綿障害予防規則

事前調査
あらかじめ、石綿使用の有無を調査し、結果を記録、保存しなければならない。

作業計画
作業の方法、順序、石綿粉塵の発散を防ぐ方法、労働者への石綿粉塵暴露を防止する方法の3つが示された作業計画を定め、計画に基づいて作業を行う

隔離等の措置
外に飛散しないため隔離を行う

湿潤化
作業を行うときは石綿等を湿潤な状態にする

特別教育
石綿の有毒性、発散抑制のための措置、保護具などについて教育する

作業主任者の選任
技能講習を修了した者のうちから石綿作業主任者を選任し、作業を指揮し、保護具使用を監視する。

保護具の使用
電動ファン付き呼吸用具などを使用する

発注時の措置

健康診断
6か月以内ごとに定期的に実施し40年間の記録の保存が義務付けられている

健康管理手帳
労働安全衛生法第67条では、がんその他重度の健康障害を生ずるおそれのある業務に従事した者は利殖の際に都道府県労働局に申請すると健康管理手帳の交付を受ける事ができる。
交付を受けると指定された医療機関で6か月に1回無料で健診を受けられる。

じん肺に関して

じん肺とは粉じんを吸入する事により肺に生じた繊維増殖性変化を主体とする疾病をいう。
対策としては、粉じんの発散防止対策及び暴露低減をするための対策、粉じん作業従事労働者の離職後も含めた健康管理が重要で、粉じん障害防止規則、じん肺法のさだめられている。平成26年と29年に粉じん則とじん肺法の一部を改正し防止措置が強化された。また、厚労省は粉じん障害防止対策を推進するため、平成30年から5か年を推進機関とする「第9次粉じん障害防止総合対策」を策定している。この総合対策では、屋外の岩石鉱物の研磨作業、ばり取り作業、屋外の区物の破砕作業に係る粉じん障害防止対策、ずい道建設工事による対策、呼吸用保護具の使用の徹底、じん肺健康診断の着実な実施、離職後の健康管理の推進等が重点とされた。

屋外における岩石鉱物研磨作業、ばり取り作業に係る粉じん障害防止対策

粉じん則の改正によりこれらの作業が呼吸用保護具の使用義務の対象作業になったことから、使用の徹底をする。また、使用の必要性の掲示、啓蒙活動をする。
また、屋外における鉱物破砕作業にも同様の対策が必要となった。

ずい道建設工事における粉じん対策にかんするガイドラインに基づく対策の徹底

ずい道ってトンネルのことなんですね!自分も知りませんでした。

電動ファン付き呼吸用保護具の使用に限られる作業が定まっている。また、予備電池の用意や休憩室での充電設備を備え付ける。定まった作業は以下

・動力を用いて鉱物を掘削する場所における作業
・動力を用いて鉱物を積み込み、または積み下ろす場所における作業
・コンクリート等を吹き付ける場所における作業

呼吸用保護具の使用の徹底、適正な使用の推進

保護具装着管理責任者の選任
作業場ごとに、衛生管理者、安全衛生推進者または衛生推進者等労働衛生に関する知識経験があるものから選任する

じん肺健康診断の着実な実施じん肺法に基づき、じん肺健康診断を実施し、毎年じん肺健康管理状況報告を提出する。結果に応じて、粉じん暴露の低減措置または粉じん作業以外への転換措置を行う

じん肺裕所見労働者に対する健康管理教育等の推進
禁煙なども含めて指導する。離職後も管理区分2、3の人に対してはガイドブックを配布し健康管理手帳の交付申請を周知する。

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